らこ太浅いぞ!イチロー選手はルーティンの鬼、という僕のイメージは間違ってました
自分の一挙手一投足に意識を張り巡らせる事ができるのが”イチロー”という名の”プロフェッショナル”なんだな、と感じたというお話
先日紹介したようにイチロー選手へのインタビューをまとめた書籍を他の読書の合間に読み進めています
以前、イチロー選手のことについてよく知りもしないのに記事に書いたので、責任を持って勉強!ということもあって書籍を購入しました
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
まだまだ序盤ではありますが、自己啓発本を読む感覚とは少し違います
勇気づけられるのはもちろんのこと、イチロー選手から紡ぎ出される言葉はなんだか汚れた心を綺麗に洗い流してくれる
そんな研ぎ澄まされた言葉ばかりです。ぜひ手にとって欲しいなと思う本です
さて、内容について触れます
イチロー・インタビューズの中にこんな言葉がありました
イチロー自身が思う自分の最大の才能は?
「たとえ4打席ノーヒットでも、5打席目が回って来て欲しいと思える気持ち」
と答えたそうです
率直に思いました。どういうこと?
「肩が強いー」とか「足が速いー」と言う身体的な能力のことではなく、
「継続してできることー」とかって言う努力の話でもなく、
「たとえ4打席ノーヒットでも、5打席目が回って来て欲しいと思える気持ち」
4打席ノーヒットという野球選手としては”ダメ”な結果でももう一度挑戦したいというポジティブな姿勢、とも言えるし
一度や二度の結果で”一喜一憂しない”という揺るがない精神、とも言えるなと
読み進めていくとイチロー選手にとってヒットが出たかどうかはただの結果。理想の打球(強い打球)が打てたかどうか、の方が遥かに大事だし、その結果ヒットだったかどうか、ということなんだという趣旨の話を語っています
「ヒットが出ているからと言って状態がいいというわけでもないし、ヒットが出ないから悪いというわけではない」
相手の守備位置などその他の要因でヒットになるかどうかは変わってくる
だから自分自身が理想とするものを体現できたかどうかの方がよっぽど大事なんだと
そういう視点から改めてこの自身が思う最大の才能は?という質問に対する答えは
前向きな姿勢とか揺るがない心、と言った意味合いもあれば
”失敗を後悔で終わらせる” ”無意識になんとなくやる”ということは一切なく
一挙手一投足に意識を張り巡らせているからこそ
「次の打席でできなかったアレを意識して取り組みたい」と思える
よって「たとえ4打席ノーヒットでも、5打席目が回って来て欲しいと思える気持ち」を持てるのではないかと思いました
つまり、そこまで常に理想を追い求めるだけの意志と覚悟がある
”失敗は成功の母”という言葉があります
しかし、読んでいて思うのは、イチロー選手にとって”失敗した””成功した”というのは野球選手にとってのヒット1本打てた
営業職にとっての契約1件取れた
交通整理の人の事故なく1日誘導できた
看護師にとっての一発で採血ができた
という”結果”という次元での成功ではなく
それに取り組むにあたってどれだけ真剣に準備ができたか
理想を持って取り組めたか
という過程の方が大切なんだなと
この言葉を知って、自分も看護師という国家資格を持つ1人の”プロ”として、1日をなんとなく過ごすのではなく
その一つの言葉、一つの行動に対して自分なりの意味づけが必要だなと感じました
もちろんイチロー選手のようになるのは一朝一夕では叶いません
でも、なれないと思ったらそれ以上の進歩はないわけで
看護師として、というより人間として成長するために自分の言動一つ一つに気を配ってまずは1週間だけでも取り組んでみよう!
そう思わせてもらえた素敵な言葉でした
ではまた!
らこ太