遂にフィナーレ!第7の習慣「刃を研ぐ」ー人格をバランス良く磨き上げるー
成功を掴み取るには”バランス感覚”が必要だと感じた、と言うお話
いよいよ7つの習慣も最後の習慣、第7の習慣を迎えました
第7の習慣は「刃を研ぐ」です
これは”自分自身の成果を生み出す能力”を高めていく習慣で、
1.肉体を鍛える
2.精神を整える
3.知性を磨く
4.社会性、情緒を安定させる
という4つの側面に分類されます
自分自身の成果を生み出す能力を高めるとはどういうことか
第1〜第6の習慣で「こうすることで成功できる」という具体的な方法を提示してきました
これらに取り組むことで成功できるけど、その成功を何度も繰り返す、より”効果的に”成功を持続させるために第7の習慣が有効になるわけです
著書の中の例え話が一番わかりやすいですし、それがそのまま「刃を研ぐ」という習慣のタイトルにもなっているのでこの話を紹介しますね
あるところに大木を切る男がいた。あなたはその様子を見て声を掛ける
あなた「木を切ってるんですか?精が出ますね。とっても大変そうですね」
男「大変に決まってるだろ。太くてなかなか切れねぇんだよ」
あなた「これだけ太ければ大変でしょう。頑張ってください」
男「おう!」
ー数日後ー
同じところを通りかかると、あの男が同じ木をまだ切っていた
あなた「まだ切ってるんですね。少ししか進んでないようですけど」
男「当たり前だ。これだけ太けりゃ切るのも大変なんだよ」
あなた「いっそ手を止めて刃を研いだ方がいいんじゃないですか」
男「バカいうな。早く木を切ってしまわねぇといけねぇんだよ。刃なんて研いでる暇なんてあるもんか」
大木を切る事が”成功”です
その成功という果実を手に入れるために男は木を切っています
しかし、なかなか進まない。刃を研いでいる暇はないという
私たちはこの男のように第2の習慣で出てきた緊急性はないけど重要な自己啓発や自己投資と言った活動に「忙しいから」という理由で取り組まずに成功という名の果実だけ得ようとしているんだそうです
確かに成功はするかもしれないが効果的ではない。持続しない
そうならないために「刃(自分自身の成果を生み出す能力)を研ぎ(高め)ましょう」というわけです
先にも書いた
1.肉体
2.精神
3.知性
4.社会性、情緒
この4つの側面にアプローチする方法が具体的に書かれていて
1.肉体を鍛える→1分間の心拍数が100を超える運動を30分続けましょう、ストレッチをしましょう、筋力トレーニングはデスクワーク中心の人なら腕立て伏せ等軽く行い負荷をかける程度で十分など具体的に示されています
2.精神を整える
この取り組みは人によって大きく違うそうです
一例として
聖書を読む、座禅を組む、偉大な文学や音楽に没頭する、自然の中で散歩すると言った活動から自分に合ったものを選択するようにと言われています
第2の習慣で作成したミッション・ステートメント(個人憲法)を静かなところで確認するのもいいそうです
3.知性を磨く
知性を鍛えることで視野を広げ、大きな問題に取り組んだり、目的を明確にした言動が取れるようになる。他者のパラダイムを理解しやすくもなる
そのために偉人の言葉に接する、読書をすると言ったことが有効だということで、まずは月1冊から、徐々にペースを上げていくことをオススメされています
また文章を書いたり、最優先事項にそったスケジュールを立てることも知性を磨くことに繋がるんだそうです
4.社会性、情緒を安定させる
これについては正しい原則に従って生きる、原則中心を守って生きることで自分の内面からの安定を図ることができるそうです
他には奉仕活動に参加したり、他者とWin-Winの関係を築いていくことで安定することもある
しかし、何の方法にしても情緒の安定は他者から与えられるものではなく、自分自身が働きかけることでしか得ることはできません
以上、かなり端的に第7の習慣をまとめてみました
第7の習慣を学んで感じたのは本当の意味で成功している人に共通するのは「バランスが取れている」ということだなと感じました
この7つの習慣しかり、今読んでいるイチローインタビューズで語られるイチローの考え方然り、「バランス」というのは一つのキーワードだと思います
何かに突出した才能を見せる人がいます
それは芸術だったり、研究分野だったり、話芸やスポーツだったり
でも、そう言った才能に溢れていながら不幸になっていく人。不幸だと感じている人がいます(僕自身才能に溢れていないのでそんな人たちがどんな不幸を抱えているのか想像できませんけどねー⊂*1⊃)
その成功にはどこか偏りがあるんだと思います
何かを犠牲にしたり、考え方をどんな理由があっても曲げられなかったり、他者とは一切交わろうとしなかったり
その人にとって「これが幸せだ」と言われたらそうなのかもしれません
それでも著者は7つの習慣は成功には原則がある、と主張していて、そういった偏った生き方は必ずひずみが生まれると言います
真の成功には一言で言うなれば”バランス感覚”が必要なんだ、と言っている気がするんです
仏教では中道とか、儒教では中庸なんていう表現もされますね
極端な生き方ではなく、バランスを保つ
これが第1〜第7の習慣の根底にあり一貫した大切な考え方であるように思いました
僕たちの私生活で言うと
「飲み会の時間は無駄!1人になる時間を作って自己投資しなさい!」と言われたから必要以上に人と関わらず会社から直帰します。人とは無駄話しません。飲み会の誘いには絶対に応じません
「体に必要以上のものを摂取せず、ひたすら体を鍛えることが自信を育てる」と言われたから体ばっかり鍛えてます
どこかで出会う”成功法則”と言われる一つの考えに固執してしまう
そうではなくて心に投資する意味で、大切な人とだけでも食事に行ってみる
体を鍛えるのはもちろんだけど、まずは月に1冊、いや、たった1回だけでも活字に触れてみようとする
「これだけやっていれば間違いない」と盲目にならないこと、信じていることも他の視点から見てどうかと疑ってみる、検証してみること、反対意見にも触れてみること
このような取り組みが必要なのではないかと感じました
この7つの習慣を読むことを通して本当に大切なことを教わりました
僕の人生史上、「嫌われる勇気」を超える感動がありました
中田敦彦のYouTube大学で7つの習慣についめ動画を見て感動したけど、やっぱり自分で書籍を読むと考える量と質が段違いでした
まとめページや動画を見て、あるいは僕の記事を読んで「興味ある」と思った方は絶対に絶対に絶対に!自分で買って読むことをお勧めします。全然吸収量が違うはずです
僕の感覚を言うと、この書籍を読むことによる変化は”ズドーンッ”って、一気に自分の中に入ってくるんじゃなくて
読めば読むほどジワジワと染み込んでくる、そう言う感覚に襲われる変化でした
基本的には悪い表現に使う言葉ですけど”蝕まれる”や”浸食される”と言う方が僕の感覚に近いかもしれません
僕の中心的な考えを成す書籍の一つになると思います
しかし、前述したようにバランスを取ることが必要なので
これ以外の本も読み、いろいろな考え方に触れて教養を深めていこうと思います
そして一番苦手な肉体を鍛えること・・・出不精なんです。お外が苦手です。インドアです
そこを月1回30分から、たったそれだけでもウォーキングをするとか、何かしら行動に結び付けていこうと思います
以上、7つの習慣ー人格主義の回復ーでした!
もちろん今後もブログは継続します!でもフィナーレ感すごい(笑)
なんででしょうか?(^^;;
今後ともよろしくお願い致します
ではまた!
らこ太
*1:・x・