日々成長するための”芯”を持った生き方を体現するイチロー
元メジャーリーガー・イチローの言葉や思考には揺るぎない原則を感じる、というお話
まだまだ読んでおります、イチロー・インタビューズ
毎日チビチビと読み進めているのですが、この本、本当に誰しもが読むべきだなって思うんです
なぜかっていうと、イチローの言葉や行動にすべて一貫した”原則”や”芯”があるなと痛感できるからです
この本を職場で読んでいると「イチローは別格だ」とか「イチローは次元が違うから参考にならない」っていう言葉を掛けられるんですけど、イチローはどこまでも「人間臭いな」ってほっこりする自分がいるんです
1人の人間として、「昨日の自分より少しでも前に進んでいたい」と思う人にとって”原則”とか”芯”あるいは”信念”みたいなものがどれだけ価値のあるものか分かると思います
それを”行動”という目に見える形で表現し続けているのがイチローなんだなと本当に勇気づけられます
「こうはなれないな・・・」と苦笑いしそうになる時もありますけど、本当に背筋を正される一冊です
もう一言一句漏らさず伝えたい。全文コピペしたろか!って思うほど素敵な言葉の数々です
そんな珠玉の言葉の中から
そんな所まで原則が行き届いてるのか!と本を読みながらイチローの一貫した思考に対して、感心からの安心してニヤニヤ、という不思議な気分になる文章があったので紹介させてください
ワールド・ベースボール・クラシック(通称WBC 国別対抗の野球の世界大会)の第1回大会が行われる前のこと、ユニフォームに初めて袖を通した時のこと
プロ野球選手として、勝つだけではなく、綺麗だなとか凄いなと感じてもらえるようなプレーをしたい
イチローはそう話していた。意識の中から薄まっていく大事なものというのは、そういう美意識のことを指しているのだろう。彼は「日本人にはこのほうが似合うと思う」とも話していたが、ダボダボのパンツが流行ったり、ストッキングどころかスパイクのカカトまでが隠れてしまうような穿き方をしている選手が増え、日本のプロ野球選手のユニフォーム姿がスタイリッシュでなくなっていたことを、どこかで嘆いているように思えた。
「野球の人気を考えるのならば、プロ野球選手たちがどういう立ち居振る舞いをするかは大事です。子どもたちに対しては、勝つだけじゃなくて、カッコいいなぁと思ってもらえなければダメなんです。真摯に野球のことを考えている選手たちが集まって、それで勝てれば、子どもたちが野球のほうを向いてくれるきっかけになる可能性は十分にあると思っています。そういう舞台に選ばれるのは名誉なことですし、それが世界一を決める舞台ならばなおさら出たい、という想いはありました」
この本を読むまではイチローの視点のベクトルは自分だけに向いていて、目標達成や野球のことだけをストイックに考えていると思っていたんです
確かにそういう時期があったり、7年周期で波はあったりすると書いてあるんですが、
「プロとしてどう見られるか、どうあるべきか・・・プロとは美しくあるべきだ」と言った原則に立って考えると、ユニフォームの着こなしひとつとっても一切妥協しない
この姿勢は「さすがプロだな」という感心の後に「イチローらしいな」とほっこりすらしてしまいました
このようなほっこりが随所にあって、この文章を書く直前にもこの本を読んでおりましたが、
声を出して「へへっ」っと1人でニヤつく部分が3箇所くらいありましたw
それくらいイチローの「人間臭い」ところが満載です。また素敵な言葉を共有していきたいと思うのでよろしくお願いします( ^ω^ )
ではまた!
らこ太