”算多きは勝つ”孫子が語る準備の大切さ
戦う前の準備で勝敗は決まる、と言うお話
どうもらこ太です。いやぁ。終わりました研修。久しぶりに研修関連以外の書籍の読書ができて感無量です。改めて「毎日全力で1mm進む」をモットーに1分でも1行でも読書をしていきたいと思います
先日の記事で予告したように孫子の兵法の中の”戦う前の準備”について一部をご紹介したいと思います
今回の研修では書籍、PowerPointの資料を元にホワイトボードに内容を落とし込むと言う作業から必要となりました
ホワイトボードに落とし込もうとすると内容をきちんと理解した上で情報の取捨選択が必要なわけです(個人的にコーヒーが好きなんでこの作業を勝手に”ドリップ”と呼んでます)
この作業が実に難しい!やってみるとわかりますがある事柄を説明しようとするとダラダラと言葉を連ねてしまいませんか?
でも本当の意味で理解していると言えるのは「つまり一言で言うと」と要約できて初めて理解していると言えるのではないかと
これは前ブログでもご紹介した東大読書にも書かれていますが、本当に内容が理解できていれば要約ができるはずだ、と
PowerPointなどのデジタルな資料と異なり、ホワイトボードというアナログなツールの前では圧倒的な情報量は極限まで要約(ドリップ)することが必要不可欠です
そのため資料作りが2週間近くかかりました!
これでは全内容喋る練習まで辿りつきませんでした。何度も繰り返し練習した冒頭部にはそれなりに達成感がありました
しかし、できていない部分は自分が何を喋っているのかイマイチわからなくなる始末
自分でもわかってないなら伝わってるはずないですよねぇ
動画を撮っていましたが、このイマイチなところは撮り逃してるんですよね
本当に研修生の皆さんに謝りたい。ごめんなさい…
と言うことで事前準備は本当に大切
そのことを孫子は強く語っています。その中の一つをご紹介
算多きは勝つ
「勝算が相手より多ければかち、少なければ負ける。ましてや勝算が一つもなければ話にならない」と説いています
敵と自分とを比べてもし負ける要素があれば克服し、敗色を勝算に替える準備をすると言うことです
十分なイメージトレーニングや相手の戦略を読み、ウィークポイントがあれば勝つイメージが持てるまで準備をする。この大切さを説いているわけです
これは対個人や対多数を想定しているかと思いますが、今回の僕の場合敵は自分自身
僕にとっての勝ちとは「へぇ」や「あぁ」と思わず感嘆符が漏れてしまう、「なるほど」と言う顔を見られるかどうか、でした
そう言う意味では表情を読み取る余裕もない、自分が今何喋ってるか(伝わってるか)わからない
そりゃあ負けますよ。やってしまいました。準備時間が長ければ中だるみしそうだし、すぐそこだと時間が足りない
大きな戦いを前に準備のモチベーションを維持することも容易ではないな、そして準備できていないことは絶対に成功しないな、と痛感した研修でした
過信しろ、とは言いませんが準備段階で負けのイメージが残っている時点で負けなんでしょう。自信がつくまで圧倒的な練習量がものを言うんだなと
僕のメンターも「一握りの天才は確かにいる。でもほとんどが凡人。凡人は質じゃなくて圧倒的な量で対抗するんだ」と言っていたなと
らこ太は進撃する凡人でございます。圧倒的な量を積めるほど根気もない凡人中の凡人です。せめて真っ当な凡人を目指してまたコツコツ自己啓発して参ります
こんな凡人を見て「まだ俺の方がマシだぁ」なんて励まされる人がいたらこのブログの存在価値もあるってもんです
最後までご覧いただきありがとうございました
ではまた!
らこ太