問題解決における”シンプルかつ大胆”or ”地味かつ地道”
世界は思っているほど単純にできていないと言うお話
人は何か問題があるととても劇的でわかりやすい”抜本的な方法”によって問題を解決したがる傾向があるようです
ニュースとかでもよく聞きませんか?”抜本的な改革が必要だ”とかって言う言葉
何か問題があると、チマチマやっていてはダメだ
この新しい方法だと目の前に起きている問題については消えて無くなるようなドラマチックな一手がある
こう言う雰囲気に人は惹かれるし、往々にしてシンプルかつ大胆な手法は受け入れられやすい
しかし、世界はそんなに単純じゃないようです
既存の方法や伝統が正しいのであって、それを重んじろと言いたいわけではないです
ただ、新たな一手も一つの切り口に固執した結果、浮上した一手である可能性があり
その一手によって新たに歪みが生まれる可能性があることを理解する必要があります
そしてどのような歪みが生まれるのかを注意深く観察する必要があります
皆さんの職場や学校でも今までの方法と違う手順(マニュアル)にしようって言うことがありますよね
「朝礼の時間を10分遅らせよう」とか今のご時世だと「テレワークにしてみよう」とか
その時に、その一手が一つの切り口からしか問題を捉えていない可能性がある、と思いながら眺めてみてください
もちろんいい変化もあるし、それによって生じる歪みもあるはずです
そして問題に対するアプローチに”シンプルかつ大胆”は必須ではありません
選んだ結果としてシンプルで大胆な方法だった、と言うことはあると思います
しかし、それを基準に選び取らないこと、問題は意外とチマチマした活動を地道に続けていくことで少しずつ解決していくかもしれませんよ
ではまた!
らこ太