「取引しない」ことも必要なんじゃない?
人間関係における5つのパラダイム(あり方)について
私たちは周囲のいろんな人と様々な関係を結んでいますよね
例えば
友好関係
敵対関係
協力関係
など人同士を結びつける関係性を表す言葉はたくさんあります
そんな人間関係を7つの習慣では5つに分類しています
- WinーWin
- WinーLose
- LoseーWin
- LoseーLose
- Win
聞いたことがある言葉、何のことかさっぱりな言葉が並びましたね
一つずつ簡単な例とともに端的に紹介していきます
- あなたも私も勝った→お互いにメリットがある商談
- 私は勝ったけど、あなたは負けた→スポーツやテストの偏差値
- あなたの勝ちでいいわ私は諦める→相手をなだめすかせるために私が言いなりになる
- 私も負けたしあなたも負けた→離婚裁判、怨恨による復讐
- とにかく私の勝利だけしか興味がない→自分の目標達成だけを念頭におく
伝わりましたでしょうか?様々ある人間関係を分析するとこの5つに分類されると
そしてこの5つ、どのパラダイムを選択すべきかと言うと、「ケースバイケース」「状況によりけり」なんです
一つのパラダイムがどの場面にも当てはまると言うことはありません
しかしながら人間関係はスポーツや学業成績と違って、必ずしも敗者が存在するわけではないので、WinーWinを目指すことになりますし、
相手を言い負かして屈服させたWinーLoseの関係であっても、その後その相手とは良い関係を結べず、自分自身も関係が破綻したことによって不利益が生じる
人間関係においてはWinーWin以外はLoseーLoseに向かう可能性が高いです
そこで7つの習慣では人間関係において長期持続的な成功をもたらすため、第6のパラダイムを提案しています。それが
「WinーWin or No deal」
あなたも私も勝つ方法採りましょう。そうでなければこの話はなかったことにしましょう→お互いにメリットがある商談にしましょう。どちらかが少しでも納得がいかないなら無理せずまたの機会にしましょう
WinーWinを目指してお互いが協力する。それでもどちらかが満足いく選択が採れそうにないなら今回は無かったことにする
No deal=取引しない
お互いが腹の探り合いをせずとも自由に最善の策を探し出せる
そうでなければお互いが傷つかないために一度離れましょう
こうすることで長期持続的に効果が高い人間関係を維持していくことができるんだそうです
もちろん親子関係など簡単にNo dealと言えない関係も存在します
「お互いに不利益だから私の父をやめてください」とは言えないわけです
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自分で書いておいてとてつもなく恐ろしい一言ですねw
それでも今日はどこに遊びにいくか、お互いが満足できないならどこかに遊びにいくことをやめて家で過ごすことにする、No dealにする
このような選択肢が「ある」と知っておくことが大切なんだと思います
人は幼い頃からWinーLoseを刷り込まれて生きてきました
「あの子の方が可愛がられている」「あの子よりいい成績だった」「全国大会で優勝した」
そんな相手とWinーWin or No dealで行けるか、これは難しい問題です
しかし、まずは身近な家族から試していくのはどうでしょう?
このような考え方もあるのだと共有し、お互いが満足できる選択を採っていくこと、そうでなければ取引しないこと
このクセをまずは自分が体得することが大切なのではないかと感じました
これまた一筋縄ではいかない習慣ですねぇ
ではまた!
らこ太