人生を真の成功に導く”公的成功”のパラダイム
人生をより豊かにするためには”相互依存”のパラダイムを正しく理解する必要がある、というお話
ここまで7つの習慣−人格主義の回復−を読み、私的成功についてまとめてきました
私的成功とは自分1人にとっての「成功」の状態にあることです
この状態になるだけでも凄いことですし、かなり険しい道です(詳しくは過去記事をどうぞ)
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
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しかし、読み進めていてここからが7つの習慣の醍醐味と言える部分かと思いました
というのも、7つの習慣が目指すのは
依存→自立(私的成功)→相互依存(公的成功)
という道順です
しかし、人生は望む、望まざる
あるいは自覚しているか否かに関わらず、既に”相互依存”状態で成り立ってませんか?
アドラー心理学でも言われているように、人は真の意味において1人で生きることはできないというやつです
よく格言的な言い回しでも「人は1人では生きていけない」と言いますよね
仮に自宅に引きこもっていてもそこには食事が運ばれる
その食事を作るためにはお金が消費されていて間接的にでも経済を回していることになっている、と言った具合に。
細かいロジックは省きますが、島で1人生活していても同様に、どんな形であれ他者の存在なしには人は成り立つことはあり得ません
そういう意味では既に誰もが相互に依存しているわけです
人間は本質的に既に相互依存していることを自覚し、この相互依存状態が人生をより豊かで意味のあるものとなるように努力する必要があるわけです
これまでの第1〜3の習慣は自分に対する自分の姿勢や取り組みの話でした
ここからは自分と他者、人間関係に関するパラダイムシフト=物の見方の転換です
人間関係を良好にするためのテクニックやスキルに関する本は数多存在します
しかし、この公的成功をもたらすのはそういったテクニックやスキルだけでは不可能だと断言しています
自立(私的成功)をしていなければそんなその場しのぎの対症療法はすぐに化けの皮が剥がれると。
例えば人間関係を良好にするテクニックの一つに「相手にGIVEする」「何かを与える」というものがあったとしましょう
来る日も来る日も自分はAさんに与える。物、情報、優しい言葉…
しかし、AさんはあなたのそんなGIVEを受け取るだけ受け取って何も返す様子はない
あなたは「何も返してくれないならGIVEなんてしてられるか!」と怒る
ありうる話ですよね?
あなたがAさんにGIVEするのは何か見返りが欲しいからですよね?
そんなものは自立できていない人間が為せるものではない!と著者は言います
自立(私的成功)できている=主体的であり、望ましい死の瞬間を思い描けていて、その死の瞬間のために日々取り組めている
そういう太い幹がある人がAさんにGIVEするのは目先の利益が欲しいからですか?
違います。自立した人間(仮に”私”とします)がGIVEをするのはAさんだけではなく、私以外の全ての人に対して等しくGIVEできるんです。何の見返りを求めることもなく
それは良好なAさんとの良好な関係が私の人生を成功に導くわけではないと知っているからです
Aさんが私を成功に導くのではなく、私を成功に導くのは私だけだと知っているからです
その上で、より豊かな人生を過ごすためにAさんに限らず、全ての人との人間関係が良好であることが望ましいと知っているから何ら見返りはいらないわけです
もう既に私の人生は成功していますから
一方で、冒頭でも書いたように、人間は既に、そして常に相互依存状態です
そのため見返りを求めることは致し方のないことです
しかし、本当の意味で成功するためには自立した上で人間関係の本質を理解して他者との関係に移行しなければならないわけです
さぁ。道のりの険しさはさらに増してきましたね
私的成功すらできるか危ういのでこの先をもう読み進めていいのかとっても迷いました
それでもより鮮明な”終わりを思い描く”ために知っておくことは損ではないかなと思ったので今後も発信します
ただ、このブログでは何度も第1〜3の習慣について言及することになると思うのでよろしくお願いします
なぜかって?それは僕がまだ私的成功してないから戒めのために何度も記事にするからですよ!
目指せ!自立!
ではまた!
らこ太