新たな学びには”謙虚さ”が不可欠
「パターン化本能」という本能が人間には備わっているという
人は目の前に起こる事象をある程度パターン化する必要がある
そうしないと日々起こることが毎回「新しいこと」として一から対処法を考えなくてはいけいないからだ
本当に簡単な例だと
「交差点は危ない」とかになるでしょうか
どの交差点も一律、事故率が高いとは限りませんが、「交差点は危ない」とパターン化することによって交差点で起こりうる事故から身を守ることができますよね。毎回歩いている道の事故率や危険性を把握することはできませんから
こうして見ていくと僕たちは意識的・無意識的を問わず、あらゆることを「パターン化」して見ています
この能力、本能自体は生活していく上で必須だと思います
僕の仕事である医療分野でもあらゆる患者さんを性別、年齢層、家族構成、既往歴などなど、ある程度パターン化することで患者さんがどのような状況にあるか査定(アセスメントというやつですね)することによってより適切な治療を受けてもらうことが可能になります
医師の診断もある意味で「パターン化」ですよね。この症状とこの症状とこの症状があるかこの疾患であろう、と
この必須、不可欠な「パターン化本能」は一方でデメリットもあるわけで
身近な例を出すと部署異動
皆さんの職場でも異動があると思います
前の職場ではこうしていたのに、この職場ではこんなやり方をしている。これではあまりに非効率だ
ということありませんか?
しかし、しばらく経つと「この部署にはこのやり方が合ってたんだな」とか
パターン化はとても有用です。しかし、そのパターンが他の場所でも通用するか、については吟味が必要そうです
最初から自分の知っているパターンが「普通」で、それ以外は「間違っている」と決めつけず
このやり方を選んでいるのはどのように理にかなっているのだろう。理にかなっているとすればどのような理由からだろう
と、自分の常識以外のことから学ぶ”謙虚さ”を持ち続けたいですね
”謙虚さ”の先に成長が待っているはず!
今日も参考資料はこちらです
ではまた!
らこ太