話のキモは頭に付けろ!そもそも、キモは何かを見極めろ!
話をわかりやすく伝えるためには”中心となるテーマは何か”がきちんと把握できていることが大切だ、というお話
当ブログを開始して約4ヶ月経ちます
このブログは”学んだことをアウトプットしたい”、読んでくれた人が”心の中で「へぇ〜」と呟いて欲しい”そんな気持ちで始めました
しかしながら、私生活でのトークも含めて僕の話はとっても分かりにくいです
主観的にも客観的にも間違いなく。
そんな問題意識からこの書籍を購入しました
そして記事にしました
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
それでもなかなか上達しません
結局のところ話の中心テーマが何か、「つまりどういうこと?」が突き詰めきれてないなと感じてました
そこでオリラジあっちゃんも大好き、池上彰大先生の力を借りてみようと書籍を購入しました
池上さんも最初から説明が上手だったわけではなく、物事をわかりやすく伝えるために試行錯誤してきたいきさつが詳細に描かれていてタメになると同時に、救われた気持ちになる書籍でした
わかりやすい説明をする為にはとにかく話の”キモ”つまり、中心となるテーマを冒頭に持ってくることが重要だと書かれていました
「やってるやってる!」
よくよく考えるとこのブログも結構な序盤、黎明期からやってるかも!
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
この冒頭の「〜というお話」という書き出しはある意味この記事の中心テーマを先にお伝えしてますよね
ちょっとにんまりしました( *^ω^ *)
しか〜し!先に書き出すのはいいけど、過去記事の冒頭を読み返していると、ちょくちょく「キモ捉えきれてないんじゃね?」的な書き出しも多くありました・・・
今後も中心テーマをきちんと捉えた記事が書ける、あるいは私生活で話せるよう、
「だから何?」「つまりどういうこと?」「一言で言うと?」を自問自答するクセを身につくまで反復することを誓いました
ではまた!
らこ太
WinーWinには5つの側面がある
WinーWinの関係に至るためにはWinーWinについて詳しく知っておこう!というお話
前回のところで公的成功(自分と周囲を含めた人たちの幸福)のためには
WinーWin or No deal=あなたと私、お互いにとって良い選択をしましょう。どちらかが我慢したり、納得がいかないのであればこのやりとり自体をやめましょう
という選択肢があると記事にしました
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
今日は公的成功を達成するためのWinーWinに至るために、5つの側面を紹介します
WinーWinの5つの側面
- 人格
- 人間関係
- 協定
- システム
- プロセス
なるべく端的にいきますね
1.人格
これをさらに細分化すると 誠実ー成熟ー豊かさマインド の3つで成り立ちます
WinーWinに至るために上辺だけのテクニックは通用しません
「お互いWinーWinでいきましょうよ」と口では言っても、明らかに寝首をかこうと「裏がある」状態だとすぐに相手にバレてしまいます
まずは第1〜第3の習慣を実践し、自分自身の価値観を把握した上で「言行一致する」ことが大切です。これが”誠実”
次に「勇気と思いやりのバランスを保つこと」
勇気とは自分の意見をはっきり伝えること
思いやりとは相手のパラダイムを把握しようと努め、相手の気持ちをきちんと汲もうとすること
このバランス感覚を保っている人が”成熟”した人
そして、限られた資源や成果を取り合うのではなく「お互いに分けあってもまだ十分にある」という気持ちを持つこと、これが”豊かさマインド”
具体的にいうなら
あなたと私で共同して大口の新規契約を取り付けました
これはあなた(もしくは私)の手柄です
ではなく、あなたと私のお手柄です
と人と分かち合う心を持つ
誠実ー成熟ー豊かさマインド
を持ち合わせた人格がWinーWinの土台に必要
これがないと結局WinーLoseやLoseーWinを行ったり来たりする羽目になり、公的成功は絵空事に・・・
2.人間関係
先ほど述べた確立された人格の上に次は相手との良好な人間関係を築いていきます
自分がWinーWinで行きたいと思っていても、相手はそう思っていないかもしれない
そうだとしても相手のそのような思いというのはWinーWinの関係を持ちたいと思っている私たち側が直接、影響を及ぼすことができることではないので
相手の話をよく聴き、相手を理解しようとする態度を示す中で
「この人なら信頼してもいいのかもしれない」と気づいてもらうことが大切です(くどい様ですが、テクニックではなく、真にWinーWinになりたいという思いや人格があってこそできることです)
それでも相手が変わらないならNo dealを選択しましょう
3.協定
WinーWinで行けそうであると判断すればここで約束を取り交わします
望む成果ーガイドライン(ルール、基準)ーリソース(資源、目標達成のためにどのくらいの人や予算を出せるのか)ーアカウンタビリティ(説明責任、結果を評価する基準や時期)ー評価の成果(達成度合いを確認)
の5つを具体的に相手と確認し、WinーWinの結果を目指し、手段は相手の自由意志に任せます
望む成果を含めた以下5つをきちんと決めたら相手に任せることが大切です
主体的、自主的に取り組むことが組織や個人に大きな成長をもたらすそうです
読者の皆様の職業はまちまちかもしれません
しかし想像して見てください
あなたが職場や部活動のメンバーとして新人だとして、何かをするたびに上司や先輩から「それでいいよ」「あぁ、それはそうじゃないのに」「これはもっとこうしたほうがいいんじゃないかな」とことあるごとに横やりを入れられて
「今度はこうやってみよう」「こういう工夫をするとより良い結果が出るんじゃないかな」と思えますか?
「もう全部指示してくれよ」「言われたことしかやらない様にしよう」と思いませんか?
だからこそ、最初の協定(ゴールや禁止事項、中間報告時期など)が共有できていれば後の手段は任せてもらえたほうがより良い結果を生み出すんです
4.システム
WinーWinがきちんと機能する様、前提となる教育や計画、予算、情報管理、給与体系などを決定
5.プロセス
3.協定のところで手段は任せると言いましたが、WinーWinに至ろうとするなら自ずと手段もWinーWinな手段になるそうです(詳しくは第5.6の習慣で説明、とのことだったのでまた後日・・・)
この5つの側面がWinーWinを現実のものとするんだそうです
ビジネスっぽい例え話を多用していますけど、親子関係や友人関係でも同様です
書籍の中では著者が息子に自宅の庭の芝を管理を任せるために
「グリーンアンドクリーン(緑色で綺麗)」というゴールを共有し、様々な取り決めをして芝の管理を息子に任せていった、というエピソードが語られていました
長くなったので端的にまとめますと・・・
お互いが成功するためには
言行一致した誠実さがあり、勇気と思いやりのバランスが取れていて、手柄を独り占めしようとしない広い心が必要。
そして相手の話をよく聴き、相手を理解する中で良好な人間関係を築き上げたら、ルールづくりをして約束を交わし、お互いの成功のために一直線!
・・・伝わりました?
何にしてもまずは第1〜3の習慣を何度も繰り返して自分の内面が安定することがWin-Winの関係に至るための絶対条件だということがよくわかりました。
自分の成功と相手の成功を同時に達成しようと真剣に考えるなら、まずは自分が成功していなと不可能だ、ということです
ではまた!
らこ太
追伸
先日の記事で元メジャーリーがのイチロー選手について、よく知らないのに記事にしました。
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
知らないのに言及するのは無責任だと思い、書籍を買ってみたのでこちらものんびり読み進めていきたいと思います!
「取引しない」ことも必要なんじゃない?
人間関係における5つのパラダイム(あり方)について
私たちは周囲のいろんな人と様々な関係を結んでいますよね
例えば
友好関係
敵対関係
協力関係
など人同士を結びつける関係性を表す言葉はたくさんあります
そんな人間関係を7つの習慣では5つに分類しています
- WinーWin
- WinーLose
- LoseーWin
- LoseーLose
- Win
聞いたことがある言葉、何のことかさっぱりな言葉が並びましたね
一つずつ簡単な例とともに端的に紹介していきます
- あなたも私も勝った→お互いにメリットがある商談
- 私は勝ったけど、あなたは負けた→スポーツやテストの偏差値
- あなたの勝ちでいいわ私は諦める→相手をなだめすかせるために私が言いなりになる
- 私も負けたしあなたも負けた→離婚裁判、怨恨による復讐
- とにかく私の勝利だけしか興味がない→自分の目標達成だけを念頭におく
伝わりましたでしょうか?様々ある人間関係を分析するとこの5つに分類されると
そしてこの5つ、どのパラダイムを選択すべきかと言うと、「ケースバイケース」「状況によりけり」なんです
一つのパラダイムがどの場面にも当てはまると言うことはありません
しかしながら人間関係はスポーツや学業成績と違って、必ずしも敗者が存在するわけではないので、WinーWinを目指すことになりますし、
相手を言い負かして屈服させたWinーLoseの関係であっても、その後その相手とは良い関係を結べず、自分自身も関係が破綻したことによって不利益が生じる
人間関係においてはWinーWin以外はLoseーLoseに向かう可能性が高いです
そこで7つの習慣では人間関係において長期持続的な成功をもたらすため、第6のパラダイムを提案しています。それが
「WinーWin or No deal」
あなたも私も勝つ方法採りましょう。そうでなければこの話はなかったことにしましょう→お互いにメリットがある商談にしましょう。どちらかが少しでも納得がいかないなら無理せずまたの機会にしましょう
WinーWinを目指してお互いが協力する。それでもどちらかが満足いく選択が採れそうにないなら今回は無かったことにする
No deal=取引しない
お互いが腹の探り合いをせずとも自由に最善の策を探し出せる
そうでなければお互いが傷つかないために一度離れましょう
こうすることで長期持続的に効果が高い人間関係を維持していくことができるんだそうです
もちろん親子関係など簡単にNo dealと言えない関係も存在します
「お互いに不利益だから私の父をやめてください」とは言えないわけです
↑
自分で書いておいてとてつもなく恐ろしい一言ですねw
それでも今日はどこに遊びにいくか、お互いが満足できないならどこかに遊びにいくことをやめて家で過ごすことにする、No dealにする
このような選択肢が「ある」と知っておくことが大切なんだと思います
人は幼い頃からWinーLoseを刷り込まれて生きてきました
「あの子の方が可愛がられている」「あの子よりいい成績だった」「全国大会で優勝した」
そんな相手とWinーWin or No dealで行けるか、これは難しい問題です
しかし、まずは身近な家族から試していくのはどうでしょう?
このような考え方もあるのだと共有し、お互いが満足できる選択を採っていくこと、そうでなければ取引しないこと
このクセをまずは自分が体得することが大切なのではないかと感じました
これまた一筋縄ではいかない習慣ですねぇ
ではまた!
らこ太
人生を豊かにするための”信頼口座”の預け入れ方
良好な人間関係を構築・維持していくことを理解するためには人間関係を”口座”に例えるとわかりやすい、というお話
みなさん、誰しも銀行の預金口座をお持ちではないかと思います
毎月給与が振り込まれる
公共料金の支払いや日用品、食費に至るまで、生活のためにお金が引出される
口座の中にお金が不足していれば残高不足で手に入れるべきものを手に入れられない、払うべきものを払えないという状態に陥る
人間関係もこの”口座”に似ているそうで、これを”信頼口座”と言います
私があなたに無礼を働いたらその分だけあなたの中にある私の口座からは信頼が引き出され、感謝を伝えたり、誠実な態度で接すると口座に預け入れされていく
人間関係も本当の口座も預金が0になったら、ハイおしまい
ではなく、また一から貯め直すことも可能です
「もうあの人とは縁を切りました」と言うような人がいたとして、一生関わらずに生きていくことは可能です
しかし、「預け入れをしたいな」と言うときには関係は最悪で無視をされようとも”関わる”ことはで、預金を始めることが可能です
これは口座も同じですよね。0になった途端口座を凍結されるわけではありませんから
相互依存の関係において、様々な成果を得るためにはお互いの関係が良好でなければなりません。実りある人生を送るためにはその努力を惜しんではいけない
さて、ではこの人間関係における信頼口座を貯めていく具体的な6つの方法を挙げます
- 相手を理解する
- 小さな気遣い
- 約束を守る
- 期待を明確にする
- 誠実さを示す
- 引き出してしまったときには心から謝る
一つずつ簡単にみていきましょう
相手を理解する
全ての預け入れの基本姿勢
あなたにとっては良かれと思ってやったことが、相手にとっては口座から引き出してしまうことになったりもすることがある
つまり、相手の価値観をきちんと理解しようとすることが大切です
相手の大事なことを自分にとっても大事なこととすることで「わかってもらえた」と預け入れが増える
小さな気遣い
どんなことを相手にしても、そこにちょっとした思いやりや気配りがなければ
逆に大きな引き出しとなることもあります
逆に言うとほんの些細なことしかしていなくても、相手があなたの所作に細かな気配りを感じたら大きな預け入れとなり得るわけです
約束を守る
約束を守ることは次に同じようなことがあったときに「今度も大丈夫」と担保することになる
一方で約束を破ることは、こちらがどれだけ約束を守るつもりでいたとしても
「今度もどうせ守らないんだろう」と口座が一向に溜まりにくい傾向を引き寄せてしまう
先にも述べたように信頼はどんな状況下でも回復するものです。しかし、約束を守るか否かは信頼口座の預け入れのスピードに大いに関わります
期待を明確にする
人は往々にして相手に対して勝手に期待を抱くもの。「きっとこうしてくれる人だろう」「これはやってくれるんだろう」それは家庭においてもビジネスシーンにおいても同様
しかし、この「やってくれるんだろう」の期待を知らず知らずのうちに裏切り、口座を引き出すことになることがある
こんなことにならないようにお互いがお互いに対してどんな役割を担っていると思っていて、何を期待しているのか、これを明確にすることで小さな誤解を積み重ねてしまう心配はなくなる
誠実さを示す
誠実というのは自分の言葉に現実を合わせること
約束を守ることも誠実に含まれる。誠実さがなく、本人のいないところで陰口を言うような二面性を持ち合わせていると、聞いた相手は「私がいないときには私のことをこうやって違う人に言うんだろう」と思われ、信頼口座が貯まることはなくなる
「本当は秘密なんだけど・・・」と一見預け入れに見える秘密の共有も同様で他で私の秘密もバラしていると思われると信頼は一気に引き出されてしまう
引き出してしまったときには心から謝る
間違いは頭で起こる。しかし、間違いを認めようとしない態度は心の間違い
そのような態度だと簡単に許してもらえず、口座は0になりかねない。一方で心からの謝罪は逆に預け入れとなる可能性がある
しかし、心からの謝罪が可能になるのは自分に自信があって内面が安定している”自立”した人間になってこそ
周りの評価を自分の心の安定にしている人は、謝ることで弱腰に見えたり、弱みに付け込まれるのではないかと思い、周りの目が気になって謝ることができない
ここまで見てきた様に、信頼口座を貯めようと思ったらまずは自分自身が”自立”できていることが必須条件になるわけです
小手先のテクニックやスキルではすぐに化けの皮が剥がれてしまい、信頼口座は残高不足となること間違いなしです
一方、信頼口座が貯まってくると簡単には壊れない関係となり、子供や愛する人、大切な人から将来を左右する様な重要な相談を受けることができたり、より生産性の高い事業に移行するために他の役員と腹を割ってより良い意見が交換できる様になったり
自立して1人で生きていくよりもはるかに豊かな人生を送ることができる様になるわけです
この6つに加えもう一つ”無条件の愛”という預け入れをするときは、相手に最も基本的な原則に従って生きることを相手に促すことになります
無条件に愛することで相手は安心感を得て自然と成長を促されます
それはすべきではない行動を大目にみたり、甘やかすということとは違います
相談役となり、弁護し、相手の存在を守り、期待を明確にする、無条件に愛する
これを姿勢で見せることによって相手は自分の影響の輪の外にある刺激に対して反応的(あいつのこの発言がムカついた)な態度を取る必要はなくなり、自立していくことを手助けすることができます
多くの人が「たくさんの人を救おう」「多くの顧客を満足させよう」と仕事に精を出します。しかし、本当に難しいのは身近な家族や友人、仕事上のパートナーを大切することです
これはアドラー的には仕事のタスク、友人のタスク、愛のタスクという人間関係の距離と深さを基準とした課題にも通じますが、相手との関係が親密であるほどこの信頼口座の預け入れは困難さを増します
しかし、返ってくる喜びも比ではないだそうです
信頼口座を貯めていくのは容易なことではありませんが、より豊かな人生を送るために早急に”自立”し、多くの人、特に身近な大切な人との口座をいますぐにでも貯めていきましょう!
ではまた!
らこ太
人生を真の成功に導く”公的成功”のパラダイム
人生をより豊かにするためには”相互依存”のパラダイムを正しく理解する必要がある、というお話
ここまで7つの習慣−人格主義の回復−を読み、私的成功についてまとめてきました
私的成功とは自分1人にとっての「成功」の状態にあることです
この状態になるだけでも凄いことですし、かなり険しい道です(詳しくは過去記事をどうぞ)
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
rakotanojikokeihatu.hatenablog.jp
しかし、読み進めていてここからが7つの習慣の醍醐味と言える部分かと思いました
というのも、7つの習慣が目指すのは
依存→自立(私的成功)→相互依存(公的成功)
という道順です
しかし、人生は望む、望まざる
あるいは自覚しているか否かに関わらず、既に”相互依存”状態で成り立ってませんか?
アドラー心理学でも言われているように、人は真の意味において1人で生きることはできないというやつです
よく格言的な言い回しでも「人は1人では生きていけない」と言いますよね
仮に自宅に引きこもっていてもそこには食事が運ばれる
その食事を作るためにはお金が消費されていて間接的にでも経済を回していることになっている、と言った具合に。
細かいロジックは省きますが、島で1人生活していても同様に、どんな形であれ他者の存在なしには人は成り立つことはあり得ません
そういう意味では既に誰もが相互に依存しているわけです
人間は本質的に既に相互依存していることを自覚し、この相互依存状態が人生をより豊かで意味のあるものとなるように努力する必要があるわけです
これまでの第1〜3の習慣は自分に対する自分の姿勢や取り組みの話でした
ここからは自分と他者、人間関係に関するパラダイムシフト=物の見方の転換です
人間関係を良好にするためのテクニックやスキルに関する本は数多存在します
しかし、この公的成功をもたらすのはそういったテクニックやスキルだけでは不可能だと断言しています
自立(私的成功)をしていなければそんなその場しのぎの対症療法はすぐに化けの皮が剥がれると。
例えば人間関係を良好にするテクニックの一つに「相手にGIVEする」「何かを与える」というものがあったとしましょう
来る日も来る日も自分はAさんに与える。物、情報、優しい言葉…
しかし、AさんはあなたのそんなGIVEを受け取るだけ受け取って何も返す様子はない
あなたは「何も返してくれないならGIVEなんてしてられるか!」と怒る
ありうる話ですよね?
あなたがAさんにGIVEするのは何か見返りが欲しいからですよね?
そんなものは自立できていない人間が為せるものではない!と著者は言います
自立(私的成功)できている=主体的であり、望ましい死の瞬間を思い描けていて、その死の瞬間のために日々取り組めている
そういう太い幹がある人がAさんにGIVEするのは目先の利益が欲しいからですか?
違います。自立した人間(仮に”私”とします)がGIVEをするのはAさんだけではなく、私以外の全ての人に対して等しくGIVEできるんです。何の見返りを求めることもなく
それは良好なAさんとの良好な関係が私の人生を成功に導くわけではないと知っているからです
Aさんが私を成功に導くのではなく、私を成功に導くのは私だけだと知っているからです
その上で、より豊かな人生を過ごすためにAさんに限らず、全ての人との人間関係が良好であることが望ましいと知っているから何ら見返りはいらないわけです
もう既に私の人生は成功していますから
一方で、冒頭でも書いたように、人間は既に、そして常に相互依存状態です
そのため見返りを求めることは致し方のないことです
しかし、本当の意味で成功するためには自立した上で人間関係の本質を理解して他者との関係に移行しなければならないわけです
さぁ。道のりの険しさはさらに増してきましたね
私的成功すらできるか危ういのでこの先をもう読み進めていいのかとっても迷いました
それでもより鮮明な”終わりを思い描く”ために知っておくことは損ではないかなと思ったので今後も発信します
ただ、このブログでは何度も第1〜3の習慣について言及することになると思うのでよろしくお願いします
なぜかって?それは僕がまだ私的成功してないから戒めのために何度も記事にするからですよ!
目指せ!自立!
ではまた!
らこ太
生殺与奪の権を他人に握らせるな!鬼滅の刃に見る人格主義の主張
生殺与奪の権を他人に握らせるな惨めったらしくうずくまるのはやめろそんなことが通用するならお前の家族は殺されていない奪うか、奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける?笑止千万弱者にはなんの権利も選択肢もないことごとく力で強者にねじ伏せられるのみ妹を治す方法は鬼なら知っているかもしれないだが、鬼どもがお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ当然俺もお前を尊重しないそれが現実だ鬼滅の刃 アニメ版 第一話より
いかがですか?
とても厳しい言葉ですが、他人の人生を生きる、他者に自分の運命を委ねると言う7つの習慣で言うところの”依存”状態になっている主人公に対して「主体的であれ」と諭す
主人公はこの相手に対してパワーやテクニックなど、全ての点で圧倒的に劣っており、いくら抵抗しようと勝てることはまずないです
そのためここで言う生殺与奪の権を他人に握らせるなと言うのは、それくらい実力をつけろと言う”能力”の話ではなく
自分の人生は自分で決めると言う”意志””姿勢”が問題なわけです
僕たちが生活していく上で能力的に絶対に敵わない相手というのは必ず存在します
上を見たらキリないですからね(^^;;
しかし、「自分の人生は自分でコントロールできる」という主体的な感覚が真に成功と言える人生を歩むための基本原則なのだな、とこの漫画からも学びました
大ヒット漫画に名言あり、ですね
もう原作はとっくの前に最終回を迎えているんですよね?(^^;;
とっても時代遅れな男ですが、社会現象を起こしたこの作品にのんびり触れてみたいと思います!
ではまた!
らこ太
時間管理のマトリックス
時間は4つに分類できる。そのうち”2番目”の時間を大切にしなさい、というお話
7つの習慣曰く、僕たちが行うことは”緊急度”と”重要度”の二つの座標軸を使って4つに分類できるそうです。それが以下の図
このうち、ほとんどの人は第Ⅰ領域の”緊急かつ重要”なことに追われる毎日で、疲弊した結果第Ⅳ領域の余暇活動にふけるんだそうです
そんな毎日を送っていては成功できないぞ、読まれたい弔辞、読んでもらないぞ!とのこと
実際そうですよね。毎日やることはたくさんあるからこなしているうちに、夜も更けてついついYoutube観ちゃう
やってしまってました
そしてこの時間を管理するにあたって、時間管理にはこれまた第四世代まであるそうです
第一世代:チェックリスト、To Doリスト
第二世代:カレンダー
第三世代:目標を立てる、日々の計画を立て、活動の優先順位を決める
第四世代:第Ⅱ領域(重要だけど緊急ではない)を優先したスケジュールを組むことで”効率”より”効果”を重視する
このようになっています
成功(思い通りの死を迎える)するためにはいかに第Ⅱ領域の事柄に取り組むことができるか
日々を卒なくこなすだけでなく、自分の成長ひいては周りの人の幸せをもたらせるかどうかはこのスケジュールにかかっているわけです
ちなみに1日の大半をこの第Ⅱ領域の活動に充てることは現実的に難しいです
本業そっちのけで自己啓発をしているわけにはいきませんから…
そのため、ここでは時間管理の世界で言われている”パレートの法則”という概念が紹介されています
それによると「活動の20%が結果の80%を生む」とのこと
端的にいうと僅かな時間でも頑張れば80点は取れる、ということです
つまり、「あんまり根を詰めてやりすぎなくてもいいよ、でもやりはしなさい」ということですね
さぁ、
1.プログラマーになる(主体的である)
2.プログラムを書き直す(終わりを思い描くことから始める)
3.プログラム通りに行動する(最優先事項を優先する)
→私的成功を収められる
というわけです
しかし、実践の道は険しいです
第2の習慣で個人憲法を作ったら、第3の習慣ではその役割ごとの目標を1週間毎に立ててスケジュールを組みなさい、と言います
1週間おきの目標!立てるだけで1週間が終わりそうだ、と凡人は撃沈しました
憲法を作るのも時間と労力が必要で、それから目標を1週間毎…
よし、憲法ができたら、まずは1ヶ月毎の目標でいいかな…
と私的成功にはまだまだ程遠い男が、憲法立案達成のその日への思いを馳せました。
ではまた!
らこ太